HEY!たくちゃんにおける「HEY!」の発話主体に関する一考察
HEY!たくちゃんというモノマネ芸人がいるが、その芸名に含まれる「HEY!」はいったい誰によって発せられたものなのだろうか。
← 運営ブログ「たくちゃん」という呼称からは、発話者が本人と比較的近しい関係にあったことが推測される。親、親族、友人などであれば、「たくちゃん」と呼ぶこと自体に不自然さはない。
一方、親や親族が「HEY!」と呼びかける場面はそれほど多くない。友人であれば、その可能性は残る。
彼は2000年頃から活動しており、当初は「なごり雪」「やまちゃん」などの名称を使用していた。2006年3月の「ものまねバトル」で優勝した際には「たくちゃん」名義で出演しており、その後、2006年後半から2007年頃にかけて現在の「HEY!たくちゃん」という名称を使用するようになっている。
したがって、「HEY!」が付加された時期は、概ね2006年3月から2007年初頭までの間と考えられる。
この期間に注目すると、2006年5月にマイケル・ジャクソンが来日している。
5月28日には東京都北区赤羽台の児童養護施設・星美ホームを訪問し、通訳を介して日本語を尋ね、実際に日本語を使用している。
英語話者でありながら、日本語も使用していた人物が同時期の東京に存在していたことになる。
一方、たくちゃんはこの時期、高円寺の整骨院で勤務していた。また、浦和の中学校、上尾の高校、聖学院大学と、埼玉方面にも縁が深い。マイケル・ジャクソンが訪れた赤羽は、その生活圏から大きく外れた場所ではない。
さらに、2009年10月に開催された「第2回 日本“3D”メガネベストドレッサー賞」の授賞式では、HEY!たくちゃん自身がマイケル・ジャクソンのモノマネを披露している。
2006年5月、マイケル・ジャクソンは赤羽にいた。
同時期、たくちゃんは東京で働いていた。
マイケル・ジャクソンは日本語を使用していた。
その後、「たくちゃん」という芸名には英語の「HEY!」が付加された。
さらに数年後、HEY!たくちゃんはマイケル・ジャクソンのモノマネを行っている。
以上の状況を総合すると、「HEY!」の発話主体がマイケル・ジャクソンであった可能性は極めて高いと考えられる。